大畑シェフ

エスプリ一周年に参加して頂く

大畑シェフ を簡単にですが ご紹介させて頂きます。

と言いましても
ここにつらつらと経歴を記しても きっとご本人は

「やめましょうよ 大したこと無いです」

と 一蹴すると思うので、 ここに記したいのは

どういう方か。 ということを 書きたいと思います。

僕と大畑シェフは フランスにて 共通の友人を通して知り合いました。

当時 僕は南仏のビアリッツにて、サーフィンばかりしており、自分でもフランスに何しに来たのだろうか?
と、ちょっと疑問に思い始めてた頃です(遅いですが。。)
マルセイユのレストランでシェフをしていた大畑さんは 友人から僕の存在を聞き

「ウチのレストランに研修においでよ 泊まる所も 家を使っていいから」  と声をかけて頂きました。

僕は二つ返事で 行くことを伝え お言葉にどっぷりと甘えさせてもらい

マルセイユにて 仕事や観光 飲みにも連れて行ってもらい 面倒をみてもらいました。

マルセイユのレストランも大きく 超一等地に位置した毎日忙しい所で

大勢のフランス人が働いていましたが

皆 大畑さんをとても慕っていたのが印象的です。

それは 人柄もさることながら

調理場での圧倒的な存在感。

そっせんして動き、無駄の無い所作や手さばきに

トッププロとは 一流とはこういうことか ということを 目と肌で 確認させてもらいました。

それはそれは 宝のような時間でした。

一つ印象的な場面があります

僕が何か作業をしていた時
フランス人の料理人が近づいて来て 
「これ 味見してみなよ」 といい スプーンにもった料理を僕にくれました。
びっくりするぐらい美味しかったので
「うわ! 何これ!めちゃくちゃウマい!」
と言ったら 

その料理人は 得意げな顔して 僕に言いました
「当たり前だろ ココ(大畑シェフの呼び名)が考えたヤツだ」

と。 すげーだろ! と。

でも、おかげで僕まで

「お前も同じ日本人だから 凄いのか?」

という目で最初見られてしまったので ちょっと悲惨でした(笑)

でも、大畑シェフのフォローもありつつ 一生懸命にやらせてもらって

皆と打ち解けていけたときは 凄く嬉しかったのを今でも鮮明に覚えています。

その人と また 同じキッチンで出来ることを 

きっと 誰よりも 楽しみに 贅沢に感じているのは きっと僕なのですが、

それは  今 ここだけの話しです。

今回は研修ではありませんので

成長した姿も大畑シェフにお見せしたいし

来て頂いたお客様に満足してもらいたい。

そういう思いで このイベントは動き出します。

宜しくお願い致します。